Hypertreeleaf

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システムインテグレーションを革新するシステム構築基盤技術

HTを支える要素技術

今日、IT(情報技術)ヘの期待が高まっていることは周知の通りです。そして、そのITに対しては「複雑な問題を、短期間で、妥当な投資で、人手を掛けないで」という多面性が求められています。それには、ただ「大量データを高速に処理する」とか「投資費用を圧縮できる」といった対応だけでは不十分で、多様な要請に同時に応えられる“合わせ技”が必要となります。

当社は、これまでにお客様から求められた問題解決に対応する中で「超高速処理」「省資源」「短納期」などの要請に応えてきました。こうして蓄積した技術の集大成が「HyperTree(HT)」なのです。

HTは次のような「多面的な要素技術」を統合したものです。

  1. 「大量データを超高速に処理する」技術

     

    ニ分木(Binary Tree)技術を拡張した「三分木を植える(ツリーの上位/同位/下位を高速で辿れる)テーブル」と「バイナリーサーチ」技術を駆使し、階層構造のデータを超高速に処理できる。

  2. 「大型の情報処理を省資源で処理できる」技術

    上記の技術で、「階層型の集計でもSORT処理が不要」になった結果、同処理に大量に必要だったDISKのワークスペースが不要になり、省資源のシステムで大きな処理ができる。

    多次元マトリックス計算でも、OR(Operation Research)の手法による多次元の最適化問題でも、IT技術のカベになっていた“ 状態空間爆発 ” 問題(※1)を「ベクトル化」(※2)というアイデアで突破した。

  3. 「プログラム開発・不要 稼動後の保守も容易になる」技術

      データ処理を「論理プログラミング型」の形式で記述するため、大勢の技術者を投入してプログラムを書くと言う開発作業が少なくなる。保守も論理プログラミングの記述変更で容易に達成できる。

    式の記述は基本的に「Algorithm=Logic+Control」から構成され、ユーザーはLogic部分に責任を持ち、Control部分はHT側が受け持つので、業務内容の変更の場合は、Logic部分だけを変更すればよく、変更の影響を極小化できる。

  4. 「HTで解ける問題を広げる汎用化」技術

      HTは、「入力ファイル(入力データ列)を、目的向きの構造を持つ出力ファイルに変換する」技術を本質として広く捉えている。それをベースに、論理式や算式で表現できる問題を一つまた一つと見当を付けては検証し、実証的に「HTで解ける問題」を広げてきている。

    このアプローチで、ディジタル・フィルターも、リアルタイム制御問題も、ダイナミック・プログラミングで記述できる最適化問題も、ペトリネットで記述できる問題にも対応し、応用範囲は広範囲に展開されている。