ある金融機関様への適用事例
← プログラム開発・不要 (論理プログラム型の採用と拡張)拡張論理プログラミング型 「データ構造ドリブン・穴埋め&ソース自動生成型プログラミング」の効用
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「プログラム中の論理処理機能の自動生成率を高める」ことに着目
当社は「論理プログラミング型」をビジネス・アプリケーションにおける処理向けに拡張するため、以下の方式を考案しました。この方式により、プログラムが複雑化し開発やメンテナンスに要員・費用が掛かる要因である「論理処理部分」の「自動生成」を可能にしました。
- 階層構造データの扱いに不可欠な論理処理機能(論理+条件分岐等の制御)を「関数」として備える
- 関数を駆使することで新たにコーディングするプログラムを大幅に削減する
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「自動化の方式の実用性」の検証
当社は、ある金融機関様向けの企業合併に伴うシステム再構築案件で「自動化の方式の実用性」 の検証を行いました。
<検証方法>
難易度が高い「管理資料作成」プログラムの内 抽出/編集/サマリー/作表 のプログラム各1本を抽出し、その分析結果から全18本における自動化率を推計-
ソースコードより処理ロジックを解析し、条件分岐をチェック
- HTで備えた関数(HTフィルター関数)で自動化できるか
- 新規にコーディングが必要か
→ 抽出・編集では85%、サマリーでは74%の自動化率を達成
(2)(1)で推計した自動化率が平均値になると仮定して、18本のプログラム全体を推計 抽出・編集プログラム12本: 条件分岐数324 自動生成可能276 コーディング要48 サマリープログラム5本: 条件分岐数 95 自動生成可能 70 コーディング要25
<結果>- 抽出・編集/サマリー機能トータルで自動化率約80%
- 作表部を全部コーディングしたとしても約50%の自動化率を達成
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ソースコードより処理ロジックを解析し、条件分岐をチェック
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実案件での適用結果
ある金融機関様の企業合併に伴うシステム再構築案件に適用した結果
- 手間の掛かる作業を殆ど必要としない(現行システムのソースコードを参照する等)
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自動化で余計な人手を要しない
(熟練した技術者を必要とする論理制御部はほぼ予測通りの自動化率) -
短期間に開発(コーディングが必要な「作表」部は易しい作業)
短期間に完成でき、稼動後のバグの発生も低く、システム全体の中で「抜群の高品質」をキープしています。